外来種のアメリカカンザイシロアリが関西でも増えています | 株式会社ハウスドクター
2022/12/14
木材や家具の輸入により日本に運び込まれ、近年関西でも被害が広がりつつあります。
乾いた木材のごく僅かな水分で生きていけるシロアリで、木材の中に巣を作り
温度や湿度の影響を受けにくいとされています。
ヤマトシロアリやイエシロアリは土中からやってきて蟻道を作り食害して行きますが、
アメリカカンザイシロアリは輸入家具や木材に元々生息していたものから広がったり、
飛来し家の中にやってきて柱など木材の内部を食べ進みます。
食害の進行は遅いのですが、その分発見が遅れてしまい気づいた時には基礎木材の中が
空洞になり、耐震強度が著しく低下する恐れがあります。
アメリカカンザイシロアリに食害された箇所には1㎜ほどのゴマのような、硬く乾燥した
俵状の糞の粒が落ちています。
駆除方法は家屋の木材部分を穿孔し薬剤を注入するのですが、同じ木材の中でも
巣が細かく分かれており、一度駆除しても再び被害が出ることもあるためとても厄介です。
「木材に小さな穴が空いている」「羽が落ちている」「木くずのようなものが落ちている」
など、気になることがあればお気軽にご相談ください!