コオロギには耳がある!? | 株式会社ハウスドクター
2022/10/19
涼しくなってくるとセミの鳴き声に代わり、秋の虫の鳴き声が聞こえてきます。
夜に鳴いているのはコオロギの仲間がほとんどですが、草むらでリーリー鳴くのは
エンマコオロギ、小さな鐘を突いたようなチン、チンと鳴くカネタタキ、やかましく
リューリューと鳴くアオマツムシなどもいます。
鳴くのはすべてオスです。良い鳴き声だとメスをひきつけますが、気にいらないと
そっぽを向かれてしまいます。メスは鳴き声でパートナーを選んでいるのです。
ではどこで聞き分けているのでしょうか?
バッタの仲間はお腹の付け根にあり、コオロギの仲間は前脚に耳があります。
( 写真の白っぽい丸いものがコオロギの耳です )
耳の場所の違いは
あくまでも憶測にすぎませんが、開けた場所に住むバッタの仲間は広範囲で音を
とらえるため、草むらに住むコオロギの仲間は草の隙間から聞こえる音を頼りに
歩き回るためだと考えられています。
秋の夜長にみなさまも虫の声に耳を傾けてみてはいかがでしょうか